2011年10月15日土曜日

ニトリ、家具の品質管理を上げることで、劇的に変化したこと

家具のニトリは、よくご存じですよね。
「お、ねだん以上ニトリ」とテレビコマーシャルもやっていますよね。

先日、NHKの仕事学という番組の中で、
ニトリが。特に品質部門について、取り上げられていました。

品質を上げることが、企業にとってもお客様にとっても、一石三鳥になるというお話が印象的でした。

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家具で世界的に有名なikea。福岡にもお店を出店するそうです。
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仕事学
2011/08/17放送分
ニトリ・不況をチャンスに変える
第3回 常に前例を否定せよ

○品質業務開発室の立ち上げ
・2006年、品質業務開発室を立ち上げた
・元ホンダの中国支社の社長を招いた。
・家具はエンジニアリングではなく、感じニアリングだった(元ホンダ中国支社長、現ニトリ専務さん)

○スカウトは飛行機の中で
・スカウトの方法、出会いは飛行機の中。
・中国の広州には、似鳥社長もよく行っていた。二人でお酒を飲んで話が弾んだ。
・ニトリには、それまで品質管理の部門がなかった。
・(ホンダの自動車)工場を見学させてください。見学してもよくわからなかったが、熱意を見せた。3年目でスカウトできた。
・ニトリのほかにも、たくさんスカウトが来ていた。退職してから来てくださいとお願いした。
・工場を見せてくださいと行ってきたのは、あなたが初めてだったそうです。

○品質管理をするために何をしたか?
・海外の工場を回って、不良品をなくす取り組みをした。
・引き出しのレール。それまでは、位置がずれることがあった。それまでの工程では、検品は完成してから。
・自動車メーカーの発想でこれをなくした。治具とよばれるものを導入。不良品を大幅に減らすことに成功。
・品質が上がり、コストも下がった。
・品質が悪いと交換してクレーム。しかし、基本が悪いとまただめになる。
・クレーム費用の削減とか、店舗の手間暇をさげた。合理化、品質を上げると一石三鳥くらい
・品質改善室を立ち上げて、21人集めた。
・それまでは、一般的な家具の検査部門しかなかった。
・品質管理部を立ち上げて5年たって、劇的に効果があった。自社工場だけではなく、取引先の工場にいく必要がある。
・まずは、整理整頓や衛生からはじまった。材料も一等材を使う。
・完成品でだめなものををカットするのではなく、第一工程、二工程でチェックして、出来上がりは全部引き取るくらいの感覚で。


ニトリでは、品質のいい家具がびっくりするような
安い価格で提供されています。

また、機能も年々あがっているそうですが、
値段は上げないというのが方針だそうです。

今後のニトリに注目です。

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仕事学のすすめ
NHK 毎週木曜日 22:25~
ホームページ:http://www.nhk.or.jp/etv22/thu/
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